【4/3~4/30 お届け分】受付中 4/14お届け指定不可
********************************************
ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
*********************************************

さて、前回から引き続き、愛犬の妊娠・出産を望んでいる方へのお話です。後半では具体的な注意点について知っておいてほしいことをお伝えしようと思います。
当たり前のことですが出産するのは雌犬です。
つまり出産にともない母犬である愛犬の命の危険もともなうということです。

犬種によっては自然分娩ができず帝王切開になったり、緊急事態になった場合にどうするかを相手のご家族と決めておく必要があります。
男の子の飼い主さんは種付けだけなので楽ちん…と思うかもしれません。
ですが、前述したように、万が一トラブルになった際の費用は雌犬の飼い主さんと折半するべきと思います。

また、子犬が産まれた場合の選択権は雌犬の飼い主さんが持つことが多いです。
さらにもしも1頭しか妊娠できなかったり、あるいは無事に生まれた子犬が1頭だけだったという場合、雌犬のご家族が優先されますから、子犬の譲渡はしてもらえない可能性が高いです。
ご存じのように短頭種と呼ばれる犬種の場合や、父犬が大きく母犬が小さい犬種の場合など、自然分娩できない場合には帝王切開が必要になります。
犬の妊娠期間は2か月ほどですが、まず交配後の妊娠診断のためのエコー検査やレントゲン検査が必要です。
懐妊がわかってからも定期的なチェック、出産予定日が近づいたら体温測定などを日々行います。

そして出産時に緊急事態が生じた場合を想定した事前の手配など、主に雌犬の飼い主さんが行うことが多く、大きな負担がかかります。
そもそもかかりつけ医が出産や万が一の帝王切開などに対応しているかどうか、これは交配する前に必ず確認しておいてください。
母犬の母性本能が希薄なことも少なくなく、自然分娩でも母犬が胎仔の羊膜をはがしたりへその緒処理などができず、飼い主さんや病院スタッフが介助しないと胎仔の呼吸を誘発できないこともあります。
帝王切開では子宮から取り出された1頭1頭の鼻から羊水を吸い取り、身体をこすって刺激を与えて呼吸を誘発させる必要があるため、生存率を上げるには妊娠頭数が多ければ多いほど人員も必要となります。
例えばある犬種では掛け合わせて良い毛色の組み合わせが決まっています。
間違った交配により、生まれた子犬が死産になったり、心疾患や奇形などをかかえて生まれてくるなどのリスクがあります。
また、親犬にアトピー体質や気管虚脱や膝蓋骨脱臼に代表される遺伝的な問題がある場合、子犬にもそれが引き継がれますので、本来そういった遺伝疾患や体質をもつ犬を繁殖に供することは推奨されていません。

いかがでしょうか。交配・妊娠・出産は本当にとても大変です。
思わぬアクシデントもないほうが良いので、未避妊犬の飼い主さんは発情期には近くに未去勢犬が近づかないよう気を付けてください。
会員限定 1か月前に 【獣医師 小林先生のコラム】最新版がメルマガ配信されます。
問い合わせは当店の公式LINEからどうぞ