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犬の繁殖Part1【獣医師 小林先生のコラム】vol.72

【獣医師 小林先生のコラム】vol.72

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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。

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https://www.monoca.jp/

 

前回のコラムの最後で水天宮についてご紹介しましたが、犬は安産だと認識されていることに少し触れました。

 

今回は一般の飼い主さんで愛犬の子孫を残したい!と思っている方へ、実際のところはどんな感じ?というお話を、獣医師の立場からお伝えしたいと思います。

 

 

◆  一般家庭での繁殖、どう思う?

 

言ってしまうと元も子もないですが、獣医師の立場からすると、一般の飼い主さんが繁殖を行うことはあまり推奨しません。望むならあくまでも自己責任で、というのが本音です。

 

しいて良いところをあげるとすれば、無事出産が終わりさえすればかわいい家族が増える…ということでしょうか。

 

また、小さなお子さんがいて命の尊さや出産の素晴らしさを学ばせることができるという考えも昔はありました。

 

ですが逆の経験をすることもあり、もしもアクシデントが起きたときにはかえってトラウマになってしまう可能性がありますので注意が必要です。

 

◆  資格は必要? 法律的な問題は?

 

日本ではブリーディングの資格は必要ないので、有償で譲渡しない限り法律的には問題なく、一般の方でも自由に繁殖することができてしまいます。

 

ただし生まれた子犬の有償譲渡は規模にかかわらず法律で罰せられる可能性があります。

 

◆  モラルの問題も…

 

本来ならブリーディングには専門の知識が必要です。

 

特に純血種においては犬種特有の遺伝疾患などの問題もあります。

何も知らずに繁殖をさせて、生まれてきた子犬にあとから遺伝疾患があることがわかったという事例もあり、それどころか無事に生まれてこない(死産になる)掛け合わせもあります。

 

人気犬種にアトピーなどの遺伝的疾患が多いのは、売るためにモラルなく繁殖させた結果ともいえます。

 

親犬のアトピー体質は、生まれてくる子犬へも高確率で引き継がれます。

 

命にかかわらなくてもストレスや苦痛を伴いながら生活をしていかなければならず、どんなに手厚くお世話をしても治らない病気で一生辛い思いをさせてしまうことになります。

 

◆  お相手探しが第一関門

 

まず大前提として雌犬は未避妊であること、そして雄犬は未去勢犬である必要があり、お互いの相性がよくないと交尾は成立しません。

したがってまずはお相手探しをするわけですが、愛犬が雌か雄かによって、相手に求める同意の内容は異なり、その後のさまざまな取り決めなどについてもしっかり話し合う必要があります。

 

こうなるとやはり一般家庭での繁殖はちょっとハードルが高そうだな、とわかるかもしれません。次回はもう少し具体的な注意点についてお伝えしようと思います。

 

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