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【暑い夏の過ごしかた(前半)】【獣医師 小林先生のコラム】vol.61

【獣医師 小林先生のコラム】vol.61

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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。

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https://www.monoca.jp/

 

【暑い夏の過ごしかた(前半)】

お部屋の冷房、設定温度は何℃が適切?

体感温度は湿度と深いかかわりがあります。例えば湿度の低い冬と高い夏では同じ26℃でも体感温度に差がつきます。

通常、適切な湿度は40~60%くらいといわれており、これに対応した形で記載すると冷房は28℃~26℃の設定温度が理想的。つまり湿度が低い時には温度は高め、湿度が高い時には低めが良いとされています。

一般的に飼い主さんが快適に過ごせる範囲内であればペットにもほぼ適切と考えられていますが、動いているときとじっとしているときや寝ているとき、あるいは持病や年齢などで暑がりか寒がりかどうかなどは個体差があります。

ご自身のペットの行動を観察して、違う室温の部屋への逃げ場を作っておくのが良いでしょう。

 

窓はカーテンで遮光するのがベスト!

ここのところの酷暑は命の危険をともなうので、日中お留守にするときには冷房をつけるだけでなく窓の遮光をしておくのが安心です。暑い日差しが入らないことでエアコンの節電にもなります。

ただしハイシニアで寒がる傾向がある子や、逃げ場がない場合には窓の半分だけ遮光するようにするか、ブランケットなどを用意して好きな時に暖をとれるようにしておくのがよいでしょう。

また、お留守番をさせることが多い場合、外出先でアクシデントに見舞われて帰宅が遅れるということがあるかもしれません。

停電などで冷房が切れてしまった、タイマー設定をしていたが予定していた時間に帰宅できなかった(切タイマーをセットした)など万が一のことがあっても大丈夫なよう、冷房が切れた場合に少しでも涼しい別の部屋への逃げ道や飲み水などを多めに用意しておくなどの対策をとっておきましょう。

 

扇風機はでは不十分! 冷房とひんやりマットなどを活用して

人は汗腺があるため風があたることで気化熱により涼しさを感じます。いっぽうペットの体表には汗腺がなく皮脂腺しかないため、被毛が濡れていない限り扇風機の風が当たっても涼しいと感じることがありません。

以前「ウチは窓をあけて扇風機を回して留守番させているから大丈夫」とおっしゃる飼い主さんもいました。そういうケースではワンちゃんや猫ちゃんがお風呂場や玄関のタイル部分で寝そべったり、家電や家具のステンレス部分やプラスチック部分に体をよせてなんとかして暑さをしのいでいることが多いです。

冷房で冷やされた空気を循環させるためにサーキュレーターなどを使用することに意味はありますが、外気温も高い昨今では窓を開けて扇風機…はかえって危険です。

ペットの場合は風をあてるより冷たいものに触れることが大事、ということを知っておいてください。

お風呂場や玄関ですごさせると閉じ込めや脱走などのリスクがあるので、どうしても冷房を使えない事情がある場合、北向きの部屋や涼しい場所への動線を確保したり、ひんやりマットや凍らせたペットボトルなどを活用するとよいでしょう。

ひんやりマットは金属、大理石、冷感性の布などを利用したものがありますが、ペットにより好みが分かれますので、可能なら行動パターンをみて素材を選び、普段よくいる場所に置いてみてあげてください。

凍らせたペットボトルはタオルやガーゼで巻いて利用します。気に入ると常に枕のように使ってくれる子もいますのでぜひお試しを。

 

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