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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。
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前号では6月に起りやすい「気象病」について説明しました。「なんとなく変」という不調が気象と関係しているケースがあるというお話でした。
いっぽうで、なんだかよくわからないその症状が実はてんかん発作である可能性も。
人気犬種として代表的なチワワは実はてんかんの好発犬種です。特徴的なおでこの形は「水頭症気味」に作成されているため、脳に何らかの障害を持つ子も少なくありません。その障害のひとつとしててんかんがあります。
気象病が起きやすい季節はてんかん発作など他の病気も起きやすくなります。
重度のてんかんは意識を失うけいれん発作を起こしますが、軽度のてんかんはほとんど症状がわかりません。
急に吠える、急に立ち止まって固まる、何か虫を追ったような行動をする、ふるえる、吐く、下痢をする、痒がるような行動をする…などあげればキリがありませんが、これらはてんかんの症状の1つとして知られているものですが、確実な診断方法はありません。
いつもと違う行動をとったり、急に震えるが原因がわからないなどの場合には、気象病ではなくてんかん発作の可能性もあることを知っておいてください。
気象病の中には自律神経の乱れによる不調から起こる耳鳴り、めまい、偏頭痛などは、もしこれが動物にあるとすると、触られるのを嫌がる、突然怒る、部屋のすみっこでじっとしている、などいくつか考えられる行動をとる可能性があります。こういった傍から見てもよくわからない症状は、てんかんでもみられることがあります。
気象病やてんかんでも軽いものなら、たいていは数時間様子をみていれば落ち着いてきますが、けいれん発作が始まったらてんかんの可能性が高いです。
意識のないけいれんや見慣れない姿勢をとる行動がみられたら、すぐにかかりつけの動物病院に連絡してください。
けいれんが軽かった場合は病院へ行ってもすでに症状が消失していることがほとんどで、血液検査などでけいれんを起こすような他の内臓疾患がなければいったん経過観察となることが多いです。
一度でも10分以上意識を失うけいれん発作を経験した場合や、1日に3回以上、1週間に3回以上、1ヶ月に3回以上の発作が連続する場合には治療が必要になります。緊急の場合はお注射でけいれんを抑え、落ち着いたら飲み薬を投薬することになります。お薬を飲むようになったら一生涯続けるケースがほとんどです。
気圧の変化が起きやすいのは台風やゲリラ豪雨などの前後、冬場だと雪の降る前など。そして前述したように風の強い日なども気象病や気圧によって悪化しやすい病気に注意が必要です。
最近では朝のテレビ番組で天気予報だけでなく気圧予報もしてくれるようになりましたし、気圧の変化をお知らせしてくれるスマホアプリもあります。
気圧の変化は避けることができませんが、今日は注意が必要だと感じたら、お出かけを控えてあまり疲れないようにしましょう。食餌は腹八分目を心がけ、慣れない食べ物は与えないようにするなど、体にストレスをかけずにゆっくり過ごしましょう。
なんとなく元気がない、震えている、不安そう、などの症状があっても1日量の食餌をそこそこ食べていて、排泄に問題がない場合には1日様子を見ることもできます。その場合、室温の管理をしっかりして熱中症など他の問題を抱えないようにするのも大切です。
胃腸障害も気象病の症状のひとつですが、嘔吐や下痢が見られた場合には放っておくと重症化することもあります。そして嘔吐や下痢は他の病気でも見られる症状なので、気象病だと決めつけたり長く様子を見すぎないよう、明らかな臨床症状があるならまずはかかりつけ医に診てもらいましょう。
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