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「冬に注意すること」【獣医師 小林先生のコラム】vol.24

【獣医師 小林先生のコラム】vol.24

 

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ケーキ開発の際に食材や犬猫にとっての栄養等でアドバイスを頂きました、モノカどうぶつ病院 院長 小林先生のご協力のもと、大切なご家族であるワンちゃん、猫ちゃんの健康についてのコラムを定期的にメールマガジンとして配信いたします。ワンちゃん、猫ちゃんの健康管理の一助にしていただければ幸いです。

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https://www.monoca.jp/

「冬に注意すること」

◆胃腸炎対策

冬はただでさえ胃腸の不調を起こしやすい季節なので、いつもと変わったものを食べさせたり、フードの切り替えなどは行わないようにしましょう。

また、冬は食べ物が傷みづらい季節ではありますが、暖房が効いている部屋の棚の中などに保管していると気が付かないうちに酸化が進んでいることも。

フードは袋を開封してから1ヶ月~1ヶ月半以内に食べきる量の袋で購入するのが望ましいと言われていますが、意外と見落としがちなのはオヤツです。

個包装になっているオヤツであればあまり気にする必要はありませんが、袋の中にむき出しでたくさん入っているタイプは、開封してから意外と時間がたっていて傷んでいる可能性も。特にオヤツは大量に与えるものではないので消費が遅いわりに、無添加などを選んで購入されている方も少なくなく、傷みやすいものもあるので注意が必要です。

 

◆膀胱炎対策

以前は猫のトイレを廊下など寒い場所やメインの部屋から離れたところに置いてあることが多く、寒さが苦手な猫がトイレに行くのを我慢したりすることも一因でした。近年はリビングなど確認しやすいところに設置してくれている飼い主さんが増えたので昔に比べると減った印象です。

猫の尿結石は体質がからんでいるため、療法食を徹底しているとトラブルはほとんどなく、やはり近年の飼い主さんたちの意識の高さから、昔に比べるとオシッコトラブルは減っている印象です。

猫砂の全交換をできるだけ頻繁に行う、行きやすい場所にトイレを置く(シャイな子は隠れてしたいこともあるので自分の猫の性格を見極める)、適度な運動をさせる、頭数が多い場合にはトイレを増やすなどで猫のオシッコトラブルは減らせることがあります。

ワンちゃんの場合、室内でも排泄できる子は問題ないですが、お外でしかオシッコをしない子の場合に雨や雪などでお散歩を控えたりしたときなどに膀胱炎になることがあります。

また、未避妊の女の子では発情出血の後に細菌感染による膀胱炎になりやすくなります。

犬では膀胱炎の原因となっている菌によって尿のpHが上昇し、一過性に膀胱結石(結晶)がみられることも。このタイプの結石は抗生物質で細菌がいなくなるとpHが下がって消失しますので、体質から生じている結石ではないため食餌療法は必要ないことがほとんどです。

 

 

◆アトピー性皮膚炎の悪化対策

できるだけ乾燥を防ぎ保湿を心がけてください。シャンプー療法による洗いすぎも感想を招くので冬はNGである可能性も。なお、シャンプー後は自然乾燥をさせると過乾燥を招くので、必ずドライヤーで乾かすようにしてください。ただし温度が高いと火照り感によりいっそう痒みが増すので、温度調節ができるものを利用するか、温度があまり上がらないワンちゃん用のブロワー(ブロアー)を利用するのもお勧めです。

ブロワーは乾かすというより強力な風力で水気を飛ばすものです。風力が強いため必ず体を支えること、耳まわりは鼓膜が破れることもあるので顔まわりには使用しないこと、使用に慣れていない方は超小型犬には使わないようにしてください。

見逃しがちなのは指の間の被毛です。乾かしの際には指の股ひとつひとつをしっかり開きながら被毛を完全に根元まで乾かしてください。乾かし足りないと指間性皮膚炎などを招くため、自信がない場合にはプロに任せましょう。

サロンさんでは皮膚の状態を良くするより被毛を美しく整える技術が高く、動物病院では皮膚の治療のためにシャンプー剤を選択するという違いがあります。サロンさんでは扱えないシャンプー剤もありますので、皮膚になんらかの病変がある場合には薬浴など皮膚疾患のシャンプー療法を行っている動物病院に行かれるのが良いと思います。

また、皮膚の保湿には専用のスプレー剤やムース剤もあるので、自分の子に合った製剤を動物病院に相談するのも良いでしょう。

静電気も被毛内にアレルゲンを多く取り込んでしまう原因になります。濡らして硬く搾ったタオルなどで被毛を逆立てるように拭くと静電気を抑制して被毛内のアレルゲンを減らす効果があります。

ストレスも痒みを悪化させる原因になります。寒さ暑さもストレスになりますが、何をストレスと感じるかはそれぞれ異なります。心因的なものについては動物の性格もあり本人から直接聴取できないのでゼロにするのはなかなか難しい現実もあります。

例えば救急車の音や大きな声が苦手な子、他の犬や人とのコミュニケーションが苦手な子もいます。

お出かけが本当は好きではないのに飼い主さんが色々な場所へ連れていったり、またその逆もあります。運動が必要な犬種はしっかり運動させることもストレス減の対策になりますが、運動が嫌いな子はその限りではありません。

個々の性格を理解してできるだけストレスを減らすことができれば理想的ですが、あまり必死に考えすぎると飼い主さんの方がストレスを感じてしまうので、ある程度の症状は許容しながらお互いが折り合いをつけて、快適に過ごせるよう模索できると良いと思います。

 

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